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変化する街で出合う、変わらないそばを打ち続ける「森の家」

つくばスタイル特派員 みっきぃ Blog 
2017年04月21日

1985年のつくば科学万博、2005年のつくばエクスプレス開通など、幾度の転換期を迎え変化を遂げてきたつくばエリア。「昔に比べて、つくばの景色は随分と変わった」その軌跡を知る人たちは言います。

 

新しい家が建ち並び形成されるきれいな街並み、こだわりの飲食店や商業施設、小中一貫校の新設が続くなど、年々生活環境の整備が進み変化していくこの街で、今回ご紹介するのは変わらない懐かしさに出合えるお店。

 

 

TXつくば駅から車で移動すること15分。小道に入り林を抜け、「道、間違えちゃったかな?」と思った頃、辺りの自然に溶け込むログハウスを見つけることができます。

 

 

ここは、30年以上続く自家製手打そばが人気の「森の家」。2代目となる店主の伊藤香里さんが都内からつくばへ越してきたのは約40年前、まだ小学生の頃。スーパーや飲食店も充実し便利な暮らしが出来る今に比べて、昔はお菓子を買えるお店さえ近所になく子ども心に衝撃を受けたそう。

 

街の中心部に飲み屋などの飲食店が今ほど多くなかった35年程前、外で気軽に集える場所があったらという声をきっかけに伊藤さんのお父さんは閃きました。場所がないなら、作ってしまえばいい!家族でセカンドハウス的に使っていたこの場を仲間内に開放。次第と学生から人生の先輩にあたる年代の人までさまざまな人が集まり、年齢や国籍を越えた交流の場になっていきました。

 

 

「おそばのように、細く長く続けていけたらいいかな」

子育てとお店のバランスを保てるようにと、数年前から「森の家」としての営業は火水木の週三日。他の曜日は「森の食菜」が営業している。暖簾を下ろそうかと頭を霞めたこともあったけれど、森の家での味わいを楽しみに足を運ぶお客さん、昔を懐かしんで数年ぶりに訪れたという人たちに後押しされ今日に至ります。

 

 

木の温もりが優しい店内は、簾からこぼれる陽射しが心地いい。ふと窓の外を眺めると、四季折々に花をつける植物、農作物が実る畑、その向こうにはゴルフ場が広がっています。「10年後もその先も、そこから眺める景色が変わらずに在り続けてほしい」と土地探しにこだわったお父さんの想いは香里さんによって、通い続けるお客さんによって守り続けられているんですね。

 

 

とにかく好奇心が旺盛だったという香里さんのお父さん。熱中し作った陶芸品の一部や手打ちそばは、今もなおお店で楽しむことができます。

 

窓の外に広がるのどかな景色のように、味わうほどに豊かで温かい気持ちにさせてくれるそば。今は市外へ越してしまったという人の中には、子どもが筑波大学に入学が決まったのを機に「まだ、お店あるかな?」という期待を胸に訪れたという昔の常連さんもいるそう。TX沿線地域を中心に変化していく街並みとは対照的に、変わらない面影を探しにお店へふらっと立ち寄りたくなるのかもしれません。

 

 

お父さんの代から親交がある常連さんがくれたというブルーベリーの苗木は、これからの成長が楽しみ♪数年前から店内で販売している「かえる工房」の和菓子、駐車場で販売される河口農園の新鮮野菜、時には音楽イベントのために場所を貸すなど、ゆるやかな変化を携えながら「森の家」は続いていきます。

 

「あ、ちなみにうちのそばは細くないんだけどね」

大らかに笑う香里さんとのユーモアを交えた会話もお店へ出向きたい楽しみのひとつ。長く通いたい場所がつくばにはあります。

 

以上、そば打ちに挑戦したいみっきぃがお届けしました~ᕕ( ᐛ)ᕗ

 

手打ちそば 森の家

住所:茨城県つくば市大角豆2011-227

連絡先:029-852-1725

営業日:火・水・木曜日11時~15時

※金・土・日・月曜日は「ランチ&カフェ森の食菜」が11時30分~14時営業

駐車場:約20台

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