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スープランチでほっこり「カフェ・メモリーズ」

つくばスタイル特派員 NANAO Blog 
2022年02月04日

こんにちは。つくばスタイル特派員NANAOです。

 

一年で一番寒さが厳しい季節。年度末も近づき何かと忙しい時期ですが、温かいスープでほっこりできると嬉しいですよね。

そんなささやかな願いのかなうお店が、TXつくば駅から車で十数分の畑や林が多いのどかな地区、つくば市大角豆(ささぎ)にあります。

 

 

そのお店は「カフェ・メモリーズ」。再開から一周年を迎えます。

 

 

落ち着いたトーンの店内では、ゆったりした時間が流れています。

窓の外に広がるのは、メモリーズの菜園と原っぱ、そしてどんぐりの森。初めて訪れても、なんだか懐かしく心が落ち着く景色です。

 

 

景色を眺めながら、のんびりとランチをいただきました。

メモリーズのメニューはスープがメイン。アツアツでボリュームがあります。忙しく過ごしてる人たちに「スープを飲む時間くらいはゆっくりくつろいで欲しい」と言う、オーナーの優しい心遣いが込められています。

 

 

特派員が頂いたのは、野菜と豚バラ肉がたっぷり入ったポトフ。どっしり満足感があります。

盛りだくさんのランチプレート。カラフルな断面が美しいテリーヌを中心に、グラタン、キッシュ、サラダなど色とりどりのお料理がところ狭しと並んでいます。どれも味わい深く、塩味や酸味などのバランスがよく、食が進みます。

お野菜たっぷりのランチは心にも体にも嬉しく、ペロリと頂いてしまいました。

 

オーナーの鳥山玲子さんにお話を伺いました。

玲子さんはジュエリーデザイナーでもあり、メモリーズを総合的にプロデュースしています。

オープン当時は飲食店でアルバイトの経験もなかったとのこと。ほかにはない、自分の行きたい店を自分の手で作りたい、と言う気持ちでオープンを決めたそうです。

 

カフェのメニューはどれも、時間と手間がかかっています。シェフが作るような料理ではないけれど、一つ一つ丁寧に作られた「家庭料理の半歩先」。本当に美味しいものを気軽な値段で提供できるよう心がけているそうです。

 

 

敷地内には玲子さんのオリジナル作品を扱う、「ジュエリーショップ・メモリーズ」も併設されています。

ジュエリーと言っても、高級なものを売る場所ではありません。コンセプトは、「幸せの記憶を手に入れる場所」。

「人生の楽しい時に選んだジュエリーは、かけがえのない楽しい思い出につながる」という玲子さんの想いが詰まったお店です。

 

ジュエリーショップでは、リフォームの相談にも乗っています。家で眠っている、ご家族の形見などのジュエリー。玲子さんの手で、普段使いに変身させてくれます。

 

 

シンプルで心地よいメモリーズの建物は、鳥山さんご夫妻の娘さんで一級建築士として活躍中の、とりやまあきこさんによる設計。

なんと、あきこさんが学生の時に研究室仲間と手作りで完成させたとのこと!

 

 

鳥山さんのご主人、彫刻家の鳥山豊さんからもお話を伺いました。

以前のお住まいは茨城県龍ケ崎市。メモリーズの窓から見えるどんぐりの森が気に入って、つくばへ移住を決めたそうです。

 

普段の日常、暮らしを大切に、丁寧に、という信念を持っているお二人。

数年前、つくば市大角豆のご近所さんたちで、「どんぐりコロコロ ご近所寄り道商店街」と言う小さなイベントを開催。これがきっかけで、ご近所の結びつきが強まりました。普段から集まって他愛ない話をしたり、一緒に何かを作ったり。

 

 

メモリーズのウッドデッキや、時にはみんなで七輪を囲むどんぐり小屋。どちらも、ワイワイ言いながらご近所さんたちと手作りしたそう!

ご近所さんは、少しずつ仲間が増えていくオープンな集まりです。特派員も、お話を聞いているだけで仲間入りしたような楽しい気分になりました。

 

その後、豊さんが笑顔で見せてくれたのが、お店の裏にある木製の手作りコンポスト!「メモリーズから生ゴミは一切出していません」と玲子さん。

コンポストからはホカホカと立ち上る湯気。発酵の成功を物語る、森のような香り。できた堆肥はもちろん菜園で利用されます。

 

飲食店の取材で、コンポストを見せてもらうとは思わなかった特派員。

正直びっくりしましたが…そうです!これこそが「つくばスタイル」!!

 

 

一昨年まで同店舗で「ごきげんキッチン」が運営されていましたが、しばらくはお休みになっていました。

その間、鳥山さんご夫妻の中で高まったのは、「本当にメモリーズが好きだから、もう一度、人が集える場所にしたい」と言う思いでした。

ある日の、ご近所さんの一言。「この場所で、またお茶が飲みたいわ」

その言葉がお二人の背中を押しました。

 

こうして一年前、メモリーズの扉は再び静かに開かれたのです。

 

 

「新しい方も、久しぶりの方も、ぜひいらしてください。」

 

メモリーズでは、発酵バターたっぷりの「ねこパンチお菓子部」の焼き菓子でティータイムも楽しめます。

特派員のオススメは、スープランチでほっこりしてから、おやつ用に焼き菓子をテイクアウトです♪

 

以上、特派員NANAOがお伝えしました♪

 

【カフェ・メモリーズ】
 Instagram:https://www.instagram.com/cafe_memories_tsukuba/
 茨城県つくば市大角豆(ささぎ)2012-788
 営業時間:12:00~16:00
 営業日:木・金・土
 TEL:029-858-5400
 駐車場:有り 

 

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