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最先端遠隔防災授業がつくば市立竹園東小で公開

つくばスタイル特派員 しらゆき - 2020年11月20日11:00

みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。

 

突然ですが、毎年11月5日の「世界津波の日」をご存じでしょうか。津波の脅威に備えるため国際的に意識向上を求めようと、日本をはじめとする142カ国の共同提案により2015年に国連で制定されました。

 

自分の命を津波からどう守るか―。ICTを使った防災教育に力を入れているつくば市立竹園東小学校で「世界津波の日」に合わせて最先端の防災授業が公開されました。

 

 

つくばエクスプレス(TX)つくば駅から東に1.6キロほど離れた閑静な住宅地の中にあるつくば市立竹園東小学校。1974年4月に創立され、1977年に日本で初めてICT教育がスタートした学校なんですよ。

 

つくば市独自のカリキュラム「つくばスタイル科」の一環でデジタル防災マップ作りや教育用デジタルノートを活用した協働地域学習など地域防災にも普段から積極的に取り組んでいます。

 

 

ソフトバンクの社会貢献事業「人型ロボットPepperを補助教師とした防災教育授業」と連携した今回の授業は、人型ロボット“Pepper”が補助教師として気象庁監修の「スクールテンプレート~津波編」を活用した授業を行うというもの。SDGs未来都市に選定されている鹿児島県徳之島町、和歌山県和歌山市、つくば市の3つの小学校をオンラインで結んだ遠隔合同授業です。

 

以前からソフトバンクでは遠隔地をオンラインで結ぶ教育事業に取り組んでおり、そのノウハウを活かし小学校で遠隔合同授業を展開しようと始まったこのプロジェクト。ソフトバンクとして初めてとなるこの遠隔授業に鹿児島県徳之島町花徳(けどく)小学校全校児童34名、和歌山市立砂山小学校6年70名、つくば市立竹園東小学校5年32名が参加しました。

 

 

メイン会場となる鹿児島県の小学校のPepperと指導教諭が授業を担当し、その授業に画面越しに参加します。

 

「津波とは何か」という問いに対し自分が津波について知っていることをワークシートに記入し、グループで話し合いました。その後3校からそれぞれ代表者2名を選びマイクを使って意見を交換する場面では、一人ずつ意見の発表が終わるたびに3つの会場からは大きな拍手が送られ、離れていても同じ授業を受けているという一体感がありました。

 

 

大波と津波の違い、1993年に起きた北海道南西沖地震では津波が地震発生から3~5分の間に到達していた事例、何度も押し寄せそのスピードが速いことなど津波のメカニズムについて分かりやすく学習しました。「津波のスピードは数秒で体育館の端から端まで来る」という分かりやすい例えに、驚きの表情を浮かべる児童も。

 

津波にのまれた車が建物の中に取り残されている被害の状況を示す写真が大型モニターに映し出されると「車があんなところにある!」と人の力では為しえない自然の脅威に驚いたようです。

 

 

「津波から身を守るためにどんなことが必要か」についてグループで話し合う場面では、「堤防を作る」「避難経路を事前に確認する」「防災グッズを用意しておく」などさまざま意見が出されました。

 

鹿児島や和歌山の児童からは「すぐに高台に避難する」という意見も。中には学校近くの高台の海抜を知っている児童もおり、防災意識の高さが垣間見えました。

 

Pepperが津波で命を守るために大切なこととして挙げたのは「すぐに高台に避難する」「自分から率先して逃げる」の2つ。最後に「常に”もしも”に備える、正しい知識を得る、自分は大丈夫と思わない」という3つのまとめをして、この日の授業を終えました。

 

 

意見交換をし、画面越しに手を振り合って授業を終えた3校。地理的環境が異なる児童がICTという技術を活かして共に学び、交流を深めていました。地域ごとの防災意識の違いをお互いに感じたのではないでしょうか。

 

授業を終えた児童に話を聞いたところ「離れたところに住んでいる子の視点で意見を直接聞けたのがよかった」と人型ロボットと一緒に学べたことを嬉しそうに話しました。他の児童は「いざというときに備えておいたほうがいいと今日の授業を通して思った」と話してくれました。

 

つくば市は海沿いではないため直接津波の被害を受けることはありませんが、大人になって別の土地に住むことになったとき、あるいは旅行先で津波の被害に遭遇するかもしれません。授業中に背筋をピンと伸ばして他校の児童の発言に耳を傾ける竹園東小の児童の様子から、今回の授業が大きな実りとなったことが伝わってきました。

 

 

竹園東小にはICT教育がスタートしたときのモニターなどの機器が大切に保存されており、当時のテレビを改造して作ったというモニターは今の薄型テレビからは想像もできないほどの大きさです。ICT教育先進都市であるつくば市のその原点を見ることができ、“ここから日本のICT教育が始まったんだ”と思うと胸に迫るものがありました。常に時代の先を行く新しい学びがつくば市で推進されています。

 

以上しらゆきがお届けしました。


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