こんにちは、みっきぃです♪
今回は、守谷市に新しくオープンした地域のコミュニティーショップ「みずき野ひろば」をご紹介したいと思います!
訪れたのは守谷市南部に位置する、つくばエクスプレス(TX)守谷駅から車で5分ほどの場所にあるみずき野団地。
閑静な住宅街が広がるこのエリアは、1980年代に市内で最初の大規模開発が行われた活気ある新興住宅地でしたが、高齢化が進む現在は人口の4割以上が65歳以上。
2008年にスーパーマーケットが撤退して以来、「家から歩いて行けるスーパーがほしい」「地域の交流拠点となる場所を作りたい」という住民の声を受けて、街のにぎわいを再び創出する手段が長年模索されてきました。
そこで今回立ち上がったのが、みずき野団地に暮らす住民のみなさん。2019年に結成した「みずき野地区街づくり協議会」が主体となり、行政の協力を得ながら、住民による住民のためのコミュニティーショップづくりがスタートしました。
ちょっとした買い物ができて、且つ、交流拠点を担うような場所が作れないか―。
この課題を解決する舞台となったのは、小学校や幼稚園、公園や公民館、スイミングスクールや野球場などが集まる一角に佇む一軒の空き家。
数年前まで、銀行の店舗として使用されていたこの建物を活かして、まちづくり協議会のメンバーに加え、みずき野地区をはじめ市内2カ所の空き家を活用したシェアハウスで暮らす大学生や市役所職員などが参加して、改修作業に汗を流しました。
(※守谷市における「シェアハウス事業」の取り組みは、以前のブログでも紹介しています)
そして迎えたオープン初日。「誰もが気軽に集える憩いの場になってほしい」という思いを込めて、“ひろば”と命名された地域の新たなスポットには、開設を待ち望んだ住民たちで大にぎわい。「こういう場所が近所にできるのをずっと待っていた」と、訪れた人たちからは笑みがこぼれていました。
食料品の販売については、地産地消を推進する「一般社団法人もりや循環型農食健協議会(通称もりあぐ)」、守谷などを拠点に自家焙煎のラオス産コーヒー豆を販売する「ちばらき珈琲」、つくば市に本社を置くスーパーマーケット「カスミ」が協力。
野菜や農畜産物、弁当や総菜、カップラーメンや菓子パンなどの他、ハンドドリップで淹れたコーヒーを購入することができます。
また、店内の一部でカップラーメンやスナック菓子、菓子パンなどを扱う「カスミ」の販売エリアでは、スマートフォン等によるアプリで決済を行う無人実験店舗「オフィス・スマートショップ(オフィスマ)」が導入されています。
「年齢関係なく気軽に立ち寄ることができ、街の垣根を越えた“語らいの場”になっていってほしい」と話すのは、みずき野地区まちづくり協議会会長の山下さん。
「今後、建物にある出窓には、街のサークル活動で作った作品なども展示していけたら。単に買い物をするだけではなく、これをきっかけに住民や隣接施設利用者同士の交流が育まれるような場所にしていきたい」と期待を込めます。
また、改修作業の手伝いに来ていた学生の一人も「普通に一人暮らしをしていると、地域の人と関わる機会があまりないので、こうした地域の活動を通じて交流できるのは第二の故郷みたいで嬉しい。これからもみずき野の人たちとの交流を深めていきたい」と、オープンを喜んでいました。
未来を誰かに委ねるのではなく、自分たちで実現する道を考えてみる。ほしい暮らしを、叶えたい未来を創っていくのは、他の誰でもない自分自身なのかもしれませんね。
以上、みっきぃがお届けしましたᕕ( ᐛ)ᕗ
【みずき野ひろば】
住所:茨城県守谷市みずき野5-3-1
営業時間:月曜~土曜日、10時~18時 ※新型コロナウイルスの影響次第では、営業日時の短縮あり