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神様が100年ぶりの帰省!「六所神御衣祭」

つくばスタイル特派員 ヤギッチ Blog 
2014年04月21日

どーも、ヤギッチです♪

 

普段は関係者のみで行われる「六所神御衣祭(かんみそさい)」が特別に一般公開されたので伺いました♪
神御衣祭とは神様に感謝の意を込めながら、天照大神の御神体の装束を衣替えする儀式。
筑波山や山麓地域を御輿を担いで練り歩く筑波山神社の「御座替祭」の大元の神事です。

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神御衣祭が行われたのは、筑波山麓の六所地区にある「六所皇大神宮霊跡地」。
通称、六所神社は歴史に翻弄された神社です。

創建は紀元前657年、神武天皇の時代。
飯名神社同様、神聖な筑波山に入れない一般市民のために作られた神社でした。
人々の信仰は厚く、特に江戸時代は奉納寄付が多く、栄華を極めました。

 

1404kanmisosai2

 

ところが、明治時代の神社合祀の政策により廃社。
先日ご紹介した蚕影神社に合祀され、明治41~43年の間に社殿などが壊されました。

大正時代、筑波山を散策していた高木福太郎氏が六所皇大神宮の御神体を発見し、東京の宗教法人「修徳会(しゅうとくかい)」に保管。
その後、地元の人達と協力し合いながら、整備保存活動を行うようになりました。

 

今年は高木氏が御神体を発見してからちょうど100年。
節目ということで、特別に神御衣祭が一般公開されたようです。
100年ぶりに御神体が六所神社に帰ってきたとあり、地元の方も大勢参拝に訪れていました。

 

このように、つくばで廃れそうな文化を他県の人が「もったいない」と復刻させようとし、地元の人がハッとさせられることが、ちょくちょくあります。
他県から移住する人が多いつくばの地域性もありますが、地元の人が「当たり前のこと」と気づかないつくばの魅力は、まだまだたくさんあるということ。
地元に住む者として、もっとつくばの魅力に敏感になるべきだなぁと思いました。

 

1404kanmisosai3

 

神様の衣替えが行われるようになったのは、紀元前130年、開化天皇の頃。
この日行われた衣替えも筑波山神社の御座替祭と同様、白い布で御神体を覆って執り行われました。
…昔、こんな風に生着替えをするビートたけしのTV番組があったなぁ、と不謹慎極まりないことを思い出しながら神事を見ていたのは、ここだけの秘密!

 

1404kanmisosai4

 

衣替えを終えた神様にたくさんのお供え物をし、祈りを捧げます。
県内外から来た大勢の参列者が玉串奉奠。本当に溢れんばかりの人です。

 

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拝殿のない神社跡地に桜が散り、新緑の青々しさが鮮やかでした。

 

以上、日曜のお昼にスーパージョッキーを見ていたヤギッチがお送りしました♪

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