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気がつけば筑波山 後編

いとう Blog 
2009年09月16日

こんにちは、
今回はイレギュラーな更新となっておりますよ。
どうも伊藤です。
そういえば本日スーパーに行ったところ、
ひらつめがにを見つけて、
すかさず2パック買ってしまいました。
このカニ、地方によっては丸ガニ、Hガニなんて呼ばれておりまして、
いい出汁が取れます。
自宅に帰って早速お昼ごはんにパスタを作りましたよ。
090916_01.jpg
トマトのうまみの中にしっかりとしたカニの味、
うんうん、これですよこれ。
もちろん出汁だけじゃなく、
量は少ないけれどもカニ味噌や身も味わえて大満足。
タラバガニや毛ガニが買えない学生一人暮らしにとってはちょっとした贅沢です。
夜にはこのカニを使って味噌汁に。
昼も夜もカニが味わえるなんて、なんて贅沢!
090916_02.jpg
最近寒くなってきましたが、
おかげで身も心も温まりました。
さてさて、毎度おなじみの食いしん坊万歳はここまでにして、
筑波山登山の後編をお伝えしましょう。
まずは前回のあらすじからまいります。
ある日の夕方、ふと筑波山に登りたいと思った僕は、
気がつけば自転車をこぎ、
東大通りを猛スピードで北上していました。
勢いそのまま、筑波山神社へと続く急な上り坂も、
何とか自転車を降りることなく上りきり、
午後五時過ぎ、
ようやく筑波山神社に到着。
本殿にて安全祈願をした後、
山道へと向かいました。
さて、前回はここまでお話しましたが、
いよいよ登山開始です。
夕暮れ時の筑波山登山、いったいどうなるのでしょうか。
本殿の脇を抜けて、
ここから山道、
まずは階段を登ります。
このあたりはまだある程度舗装してあるのですいすい…、
と、いきたい所ですが、筑波山神社へ行くまでの坂道で足はパンパン。
下半身は重く、
頭もなんだか酸欠気味。
登山の開始早々ですが、休憩を取りたい気分です。
とはいえ、日が沈んでしまったら大変、
深呼吸して気合を入れて、
階段を一段飛ばしでぐいぐい登ります。
しばらく行くと、山の上のほうから人影がちらほら。
“こんにちは”だったり、たまに”こんばんは”だったりする挨拶を交わしながら下り行く人を観察していると、
仲のよさそうな老夫婦、
両親と小学生くらいの二人の子、
おそらく筑波大生であろうカップル、
男性二人組みなど、
本当にいろんな年齢層、
構成の人たちがこの山を登っていて、
筑波山愛されてるなぁ、としみじみ。
登山マナーというのもあり、
行き交う人は皆一礼と挨拶をしてくださいますが、
声の調子とは裏腹に、
やはり皆様そろってその表情は少々驚きの色が混じっています。
そりゃそうですよね、
夕方になってから山登りを始める人なんてよほどの物好き。
それを証拠に上ってる最中誰かに追いついたり追い越されたりなんてしませんでしたから。
いままで無我夢中で頂上へと突き進んでいましたが、
他人と出会ってようやくふと我に帰り、
自分は一体何をやっているんだか、
もう暗くなっているし引き返そうか。
などと今更自分の愚行に呆れますが、
やはり乗りかかった船、
ここであきらめてはなるまいと、
歩みを進めます。
しばらくするとなにやら看板があり、
よくよく見てみると男女川の源流とのこと。
これが小倉百人一首にも歌われた、
かの有名な和歌の、
筑波嶺の峰より落つる男女川 恋ぞつもりて淵となりぬる
に出てくる川かぁ、
とちょっぴり感動。
そう、残念ながらちょっぴりです。
というのも正直なところ、
この和歌に関しては中学校のときに古文の文法で、
文中に”ぞ”があるから語尾の活用が変化して”ぬる”で終わる、
ということを学ぶための例文で出てきたな、
だとか、百人一首で見たな。
くらいしか思い入れがなく、
いまいち心動かされませんでした。
もしちゃんと事前に和歌の意味だとか、
和歌を歌った背景だとかを知っていれば、
感慨ひとしおだったのかもしれないのが何とも惜しまれますね。
というわけで、これは次来る時までの宿題に。
ちなみにご存知の方も多いとは思われますが、
そもそも筑波山、
昔は東の筑波、西の富士、といわれるほどの名山でして、
加えて霊力の集まるところとして信仰され、
いくつもの寺が建てられた霊峰でもあり、
古くから和歌にたびたび登場している山なのです。
そんな筑波山を歌った和歌の勉強をしてから登れば、
いろいろと気づくことも増えて、
きっと登山に花を添えてくれることでしょう。
これも古くから歌われてきた筑波山だからこそ出来る楽しみ、
時間が出来たら和歌をいろいろと調べてみようと思いました。
さて、そんなことを考えながらひたすら山道を登ると、
気がつけば生えている木がずいぶんと変化していることに気がつきました。
登山道入り口である筑波山神社の裏の付近はタブやスダジイなどが見られますが、
いまはブナやミズナラが見えます。
タブやスダジイは山の低いところ、ブナやミズナラは筑波山では標高800メートルの当たりから見られるのでそろそろ展望台に近づいてきたようです。
ちなみに、筑波山に生えるブナは他の地域に生えるそれとは違い、
葉の大きさが少々小さいのが特徴的で、
研究者の間ではわりかし有名らしいのです。
…が、僕にはその違いが全然わかりませんでした。
まだまだ勉強不足ですね。
とほほ。
そうこうしていると、
視界が開けてきて、
ようやく展望台へ到着です。
自宅からここまで休みなしでやってきたので、
さすがに疲れました。
持ってきたレモン水を一気に飲み干して、
少々休憩。
せっかくなので周囲を歩いてみたのですが、
当然ながら人っ子一人いません。
売店はすべて閉まり、ケーブルカーも営業を終了しており、
世界から自分以外の人がすべて消えてしまったかのような、
なんだが不思議な光景です。
遠くを見ても、
映る景色は空一面に広がった雨雲と、深い霧。
眺めていると、刻一刻と日が落ちて、
あたりはさらに暗くなっていきます。
これはまずい、とお

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