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1年間を振り返って~外に出てみて得たこと

さちぼん Blog 
2009年03月09日

ようやく期末テストを終えて、ほっと一息…
さちぼんです。
3学期制をとっている筑波大学では、他大学より一足遅い(そしてかなり短い)春休みへ☆
大学での一年間は、長く感じました。
初めての一人暮らし、一からの人間関係、難しい勉強…
乗り越えたことにものすごく達成感があります。
私の今年度最後のテストは、英語のスピーキングで、決められたテーマについて3分間スピーチするというものでした。
テーマは、「今年度で一番の経験や、学んだこと。」
原稿を考えるために、改めて今年度を振り返ってみて頭に浮かんだ「一番の経験」は、やっぱり「外に出てみたこと」・・・・
家の外、建物の外、学校の外に出てみて得たことでした。
私がこのブログに書いている内容もそういったことが中心でしたし、
農業ヘルパーも、ねっしー・自然教育研究会や里山ワンダーランド(つくば環境フォーラム)で子どもと外で遊ぶことも、
私の大学生活において中心的な位置を占めていました。
けれど、よく考えてみると、高校までは私はそこまでアウトドア派ではありませんでした。情熱を注いでいた活動は、どれも建物の中のもの…
外に居たのは部活をしているときだけで、学校への行き帰りは街中…
自然と関わることは極端に少なかったことを思い出します。
元々私は環境問題に関心があって、大学に来たのも生物学や生態学(エコロジー)が勉強したかったからです。
しかし、高校のときには、湧き上がってくる疑問や問題意識の答えを
いつも、本の中やインターネットに求めていました。
もちろん情報を集めるのは必要なことではあるのですが、
知識や理性だけでは、限界があることを感じました。
体験したことから出てくる言葉でないと、説得力をもたない、と。
「出逢いが 人間を感動させ 感動が人間を動かす
 人間を動かすものは むずかしい理論や 理屈じゃない」
(相田みつを)
私が「外に出よう」と思ったきっかけを与えてくださったのは、
辻信一さん(明治学院大学国際学部教授)という方です。
環境活動家でもある辻さんは著書『「ゆっくり」でいいんだよ』の中で、セヴァン・カリス・スズキさんを紹介しています。
1992年のブラジル、リオ・デ・ジャネイロ「地球環境サミット」で、当時12歳のセヴァンさんは、スピーチをして、
各国の首脳たちに感動を与えたことを聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
大人になった彼女は、キャンプや魚釣り、スキーなど、アウトドアが大好きです。
「環境問題について私たちに出来ることは何か」という質問に対してはいつも、
「外に出よう。そして自然から学ぶの。キャンプに行くの。公園を散歩するのよ。」
と答えるそうです。
教室の中だけでは、自然と自分との深いつながりは理解できない。
そのつながりを理解することが必要なのは、私たちが自然なしには生きられない存在だから。自然を大事にすることと自分を大切にすることは、結局同じことなのだ、と。
「きみは、自然を守るためにぼくたちが出来る一番大切なことはなんだと思う?」辻さんは、彼女から「答え」をもらったと言います。
「それは、自然を楽しむことだって。
 ついでにいってしまおう。
 この世界のためにきみができる一番すごいことって何だと思う?
 それは世界を楽しむことさ!」
(『「ゆっくり」でいいんだよ』、ちくまプリマー新書)
この本を読んでから、2年が経とうとしています。
筑波に来てからのこの1年間は、
「外に出てみた」1年間となりました。
そこから、本当にたくさんのことを得ていることは、
私の書くブログから伝わっていれば、と思います。
よし、また外に出よう!
<文責:さちぼん>

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