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科学と芸術の融合「つくばメディアアートフェスティバル 2021」

つくばスタイル特派員 NANAO Blog 
2021年08月06日

<2021.08.06追記>
「つくばメディアアートフェスティバル 2021」は2021年8月6日(金)から発出される「県独自の緊急事態宣言」に伴い、2021年8月5日(木)をもって終了となりました。

また、2021年8月6日(金)、7日(土)、8日(日)に予定していた関連イベント「オリジナルプロジェクションマッピング」も中止となります。

 

こんにちは!NANAOです。

つくばで開催されるさまざまなイベントの中で、「科学の街」らしさの筆頭格「つくばメディアアートフェスティバル 2021」。世界でもトップクラスの実績を誇る筑波大学工学・芸術連携リサーチユニット協力の元、工学系から芸術系まで分野を超えて連携することで生み出された、新たなアート作品が展示されています。

 

つくば美術館

会場は、つくば駅から徒歩3分の茨城県つくば美術館。文化会館アルス内にあり、会場と同じ1階にはつくば市立図書館もあります。

入り口大きなモニターに入場者の体温が映し出され、平熱であることを確認してから入場。体験型のイベントですが、各展示ごとにアルコール消毒が設置されているなど、感染対策が十分にとられています。

 

まず目に入ったのは、大きな携帯電話?!

これは「非接触振句入力装置1.1」というジェスチャーで文字を入力するゲームです。

画面に表示されたのと同じ文字を、体験者がセンサーの上で手指を動かして選びます。選んだ文字が装置から飛び出したり、とびらのように開いたり。この作品で使われたセンサーは、スマートフォンでひらがなを入力するフリック入力と同じ方法とのことですが、手指の動きで文字を選ぶのはとても難しい!このご時世で、外出するときは公共のものにできるだけ触れたくないと感じてしまいますが、触れないことが逆にゲームとして楽しめるのは面白いですね。

 

さて、こちらはテーブルに乗っているカラフルなコーン。見る人が何らかの形で参加することによって成立する「インタラクティブアート」の作品、「KAGE-table」です。最初は一定の向きで影があるのですが、コーンの1つに触れるとあら不思議。コーンから離れて影が自由に動き出します!

 

次は、白くて大きな動物の顔のような形をした乗り物「メディアスーツ」です。腰掛けるような姿勢で搭乗し、足元にあるペダルを足で踏むと前進します。窓がないので乗り心地が不安でしたが、実際に乗ってみると、装置の内側に外の風景が映し出されていて、操作する上で怖さはありません。自分の体がひとまわり大きく拡張したような、不思議な感覚があります。

「視覚」を拡張するための3D映像技術と、「前庭覚」という自分の身体の傾きやスピード、回転を感じる感覚を拡張する「移動型モーションベース」の技術を使っているそうです。

 

毎回「商品化されたらいいな」と思う作品があるのですが、今回欲しいと思ったのが、こちらの「Spectacle of Spectrum 2021」。美しいさまざまな色の光が壁に映し出されています。

一般的な電飾の単純な色とは違って、実に多様な光の色彩が作り出されています。LED光源と、ダイクロミラーという半分光を反射する特殊な鏡をつかって、光のスペクトルから多様な色彩を作っているそうです。家でリクライニングシートにもたれながら時間をかけて味わえたらいいなあ、と感じました。

 

G20茨城つくば貿易・デジタル経済大臣会合のつくば市開催決定を契機として、2019年に開催された「つくばサイエンスハッカソン」による特別企画もありました。

未知なるものを探究する科学者とアーティストがタッグを組み、新たな価値を共創する取り組みです。地球温暖化と並ぶ環境問題である「海洋酸性化」をテーマとした作品、「海のクロニクル」。現代の便利な生活が、将来的に海の環境に及ぼす影響を考えさせられる作品でした。

他にも、筑波大学の現役学生たちの作品や、筑波大学出身のアーティストや教員の作品なども展示されていました。少し先の未来を体験した気分です♪

 

関連イベントとして、プロジェクションマッピングの上映が行われました。映像が映し出されるのは、中央公園内の池ほとりに立つレストハウスの壁面です。

今回、「三密」を避けられるイベントとして実施されたそうです。特派員は建物と水面に映し出された映像を家族で眺めて、のんびりした夕暮れを過ごしました♪

以上、NANAOがお伝えしました。

つくばメディアアートフェスティバル2021
https://www.city.tsukuba.lg.jp/kankobunka/event/1014969.html

開催期間:開催中〜2021年8月9日(月曜日)まで
開催時間:午前9時30分から午後5時まで
最終日は午後1時閉館、入場は閉館の30分前まで
開催場所:茨城県つくば美術館(つくば市吾妻2丁目8)
※車でお越しの方は、最寄りの有料駐車場をご利用ください。

関連イベント:屋外プロジェクションマッピング上映
上映場所:つくば中央公園の池に立つレストハウス壁面
上映予定日時:8月6日(金曜日)、8月7日(土曜日)、8月8日(日曜日)午後7時から午後8時まで

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