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つくば市で次世代SDGsプログラミング教育を公開

つくばスタイル特派員 しらゆき - 2020年11月13日11:00

みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。

 

令和2年度から全国の小学校でプログラミング教育が必修化されましたが、3年前からすでにつくば市では先行してプログラミング教育を導入していることをご存じでしょうか。

 

今後はそれをさらにブラッシュアップし、SDGs(持続可能な開発目標)など身近な実社会での問題課題解決の視点を取り入れたプログラミング教育を推進するために、経済産業省の「EdTech導入実証事業」の一環として、つくば市で新しいオンラインプログラミング教材を導入しました。

 

今回新たに採用されたのは、東京都のIT企業「ライフイズテック株式会社」の「ライフイズテックレッスン」という“EdTech教材で、コンピューター言語でコードを書くテキストコーディング”によるホームページの作成を学ぶことができます。“EdTech”(エドテック)とは耳慣れない言葉ですが、Education(教育)とTechnology (テクノロジー)を組み合わせた造語で、主にテクノロジーを用いて教育を支援する仕組みのことをいいます。 

 

私が子どもの頃は学校で学ぶ機会のなかったプログラミングですが、学校での授業がどのように行われているのか興味があるという方も多いのではないでしょうか。

 

「次世代SDGsプログラミング教育」の授業が市内実証モデル校のひとつであるつくば市立高山中学校で公開されましたので、その様子をお届けします。

 

 

TX(つくばエクスプレス)万博記念公園駅から西に約2.5キロほどいった場所に位置するつくば市立高山中学校。平成24年度からつくば市内の小中一貫教育がスタートし、高山中学校は島名小学校、真瀬小学校の3校で「高山学園」を構成しています。現在264名の生徒が日々授業や部活動に励んでいます。

 

 

この日公開されたのは、中学2年生にあたる8年生の技術家庭の授業で行われたプログラミングです。生徒が一人一台のパソコンを使って、自分たちを“パンの店の社長”と想定し、店の売り上げを伸ばすことを目標にしてホームページの作成に挑みました。

 

まず初めに“社長会議”という名のグループディスカッションを経て、どうすればパンがもっと売れるようになるかを話し合います。

 

「コメント欄を設けたらどうか」「店内の混み具合が事前に分かったらいいのでは」「音声つきの動画があれば、身体が不自由な方にも店の良さが伝わりやすくなる」というように、ホームページにあったら便利になる機能についてさまざまな意見が出ていました。

 

 

指導教諭とクラス全体での話し合いで「パンの焼きあがり時間が事前に分かったら、お客様が便利なのではないか」ということに気づいた生徒たち。次に挑むのは、コンピューター言語でコードを書く“テキストコーディング”です。

 

「パン屋のホームページを作成する」という最終的な目標に向けて、あらかじめ配られた指示書を見ながら、 商品名の欄に焼き上がり時間が表示されるようにコードを入力していきます。画面上のとても小さな文字を見ながらの入力作業ですが、生徒たちは黙々と作業をこなしていきます。

 

画面上にAIメンターと呼ばれる猫のキャラクターが登場し、先生役としてヒントをくれるのもわかりやすそうです。 生徒が自分のペースで作業することができるのもいいですね。手が止まって困っている生徒には、すでに作業を終えた生徒が「こうするといいよ」と教える様子が見られました。

 

プログラミング教育は得意な生徒とそうでない生徒との差ができてしまうことが指摘されますが、この教材では教員が生徒の進み具合を一目で把握することができるのだそう。生徒一人一人へのサポートが行き届き、取り残される心配もなさそうです。  

 

 

実はこの作業、ただ単に“パンの焼きあがり時間をホームページに表示する”だけではないんです。“人気のあるパンをたくさん作って買ってもらう”ということは、“売れ残りを減らし、フードロス解消になる”ということ。つまり、これはSDGsの目標17のうち12「作る責任 使う責任」のゴールに通じるものです。プログラミングを技術や知識として学習・習得するだけでなく、「課題解決のツール」のひとつとして学びます。

 

 

授業を終えた男子生徒に話を聞くと「コーディングというと難しいイメージがあったが、教材の中に説明をしてくれるキャラクターがいるのでわかりやすい。できると達成感がある」と話していました。プログラミングを学習していて楽しいかという質問には「楽しい。自分がパソコンを使っているときに”ここはこういう仕組みだったんだ”と気づくことがあり、プログラミングをより身近に感じるようになった」とも。別の女子生徒によると「パソコンはどちらかというと苦手だけど、ヒントをもらいながらやってみて、自分でできると楽しい」と話していました。

 

この「ライフイズテックレッスン」は、 小学校でプログラミング教材「Scratch」を学んできた子どもたちが無理なくステップアップできる内容になっており、2021年からの中学の新指導要領「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミングによる問題解決」に対応しています。

 

つくば市では高山中学校の他につくば市立春日学園義務教育学校、つくば市立東小学校、つくば市立吾妻小学校の4校を市内実証校として 「ライフイズテックレッスン」 を実施することになっており、今後市内の他の学校にも広げる可能性があるのだとか。

 

テキストコーディングを学ぶことで、小学校ですでに培われたプログラミング的思考力をより深め、高校や大学でより高度なものを習得するという先を見据えた教育が可能となります。ICT教育が昭和52年からスタートしているつくば市で、先進的なプログラミング教育が提供されるこれからが楽しみです。

 

以上しらゆきがお届けしました。


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