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“好きこそものの上手なれ” ペーパークラフト王のいるお店「P-BOX」へ

つくばスタイル特派員 TAKAKO Blog 
2018年02月07日

皆さん、こんにちは!TAKAKOです。

 

つくばエクスプレスを使って秋葉原まで43分という利便性の高さ、そして自然環境の良さで人気のある「みどりのエリア」。

この春には「みどりの学園義務教育学校」も開校となり、子育て世代からも大きな注目を集めています。

 

そのみどりの駅から車を走らせること約5分。

今回伺ったのは、ペーパークラフトのギャラリー兼ショップであるP-BOX」です。

 

あの「TVチャンピオン」(テレビ東京系)の「 ペーパークラフト王選手権」で3度優勝、殿堂入りを果たしたというものすごいペーパークラフト作家さんがいらっしゃるということで、ワクワクしながら向かった特派員です…!

 

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まるで海外の絵本から飛び出してきたかのようなギャラリー(左)と、右に立っているのはご自宅?…と思いきや、こちらは大きな物置なんだそう。ご主人であり「ペーパークラフト王」である大熊さんが、なんと自ら建てたものなんだそうです(・o・)

 

紙の作品だけでなく木造家屋まで!?と驚いた特派員。

そんな驚きも冷めやらぬままギャラリーのドアを開けると…数えきれないほどたくさんの作品たちが私を迎えてくれました。

 

 

「P-BOX」を主催する大熊光男さんと酒井志保さんご夫妻は、前述の「TVチャンピオン」で出会い、パートナーとなりました。

 

独特なデフォルメで存在感のある完全立体のペーパークラフトを作る大熊さんに対して、酒井さんが作る作品は表情豊かで繊細なつくりの半立体レリーフ。

 

それぞれが生んだ作品と、お二人のコラボレーション作品の数々が所狭しと展示されたこのギャラリー。展示されている作品の多くは雑誌などで使用されたもので、ベネッセコーポレーションの「こどもちゃれんじ」や、小学館の「ベビーブック」、講談社の「月刊ディズニーファン」など、どれも我が家の子どもたちが親しんできたものばかりで驚きました。

 

それぞれ東京、横浜で活動されていたお二人が、この地へ引っ越して来られたのは20年ほど前のこと。

住まいとギャラリーを建設するにあたり軽井沢なども候補に上がったそうですが、作品を都内のスタジオへ運ぶ利便性の高さでつくば市に決めたんだそうです。

 

建築設計の業界にいたこともある大熊さん。あんなに立派な物置を作ることができるのはそのためだったんですね(*^_^*)

 

今ではすっかり「つくばの人」となったお二人。

我が家もよく利用している農産物直売所「みずほの村市場」のオリジナルカレンダーにもお二人の作品が使われているんですよ^^

 

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小さい頃から絵が上手で、ものを作ることが好きだったという大熊さん。

 

あるときには、家にあった大きなサイズのマッチを見てひらめき、自分の背丈ほどもある東京タワーをマッチ棒で作ったことも!ただ、お母さんからは褒められることもなく「マッチがもったいないでしょ!」と叱られてしまったんだとか^^

 

「今だったらですよ、うちの子天才かしら!なんて言うお母さんの方が多そうじゃないですか」と笑いながら語る大熊さん。

 

しかし、もの作りに夢中になる大熊さんに対してご両親は決して「それより勉強しなさい」とは言わなかったんだそうです。

 

根気のいる作業であるぺーパ―クラフト。

教室やワークショップを訪れた子どもたちの中には、緻密かつ繊細に作る子もいれば、大雑把だけどすごく楽しそうに作る子どももいて、少し見ていれば個性が分かると言います。

 

「小さいときはね、作ることが楽しいと思うことが大事!」と言うのは酒井さん。

“好きこそものの上手なれ” そんな言葉が思い浮かびました。

 

 

酒井さんは、パーツのエッジに丸みを付けるオリジナルの「くるりん技法」を考案。その名も「くるりんクラフト」!

この日は、都内から長年酒井さんの元へ通い、この「くるりんクラフト」を習っているというお二人の女性の作業を覗かせていただきました。

 

クッションパットの上に紙のパーツを置き、スタイラスと呼ばれる道具を使ってパーツに“くるりん”と、丸みのある表情を付けていきます。こうすることによって紙とは思えない丸みや柔らかさが出て、作品にあたたかさが生まれるんですね!

 

 

「月刊ディズニーファン」の表紙になっている作品の数々は、お二人のコラボレーションワークの代表作。

完全立体と半立体のペーパークラフトの、表情豊かで躍動感のある作品はまるで今にも動き出しそう…!

 

老若男女を問わず、見る人に感動を与えてくれる作品です。

 

 

「P-BOX」主宰の大熊光男さん(左)と酒井志保さん(右)

 

図面なしで大胆に作る大熊さんと、繊細なつくり込みをしていく酒井さん。

気さくで大らかなお人柄のお二人ですが、ご自身の作品作りに対しては常に120%の厳しい完成度を求めて取り組んでいるという印象を受けました。

 

“好きこそものの上手なれ”  きっとそんな言葉から始まった子ども時代の楽しい作品作りが、このようなお仕事にまで到達した背景にはたゆまない努力があったからこそ―。

 

「(夢や希望は) 冗談でも口に出すといいんですよ!」と言う大熊さん。

たくさんの夢や希望を持った子どもたちに、ぜひそんな生き方を伝えていってほしいと思う特派員TAKAKOでした。

 

P-BOX

つくば市真瀬467-3

TEL: ギャラリー 029-838-0302(土日のみ) オフィス 029-838-2821(平日)

OPEN: 毎週土曜・日曜13:30-18:00

詳しくはお店のHPをご覧ください。

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