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国際生物学オリンピックの裏舞台①

染谷悟 Blog 
2009年07月31日

こんにちは。染谷です。
7月18日からの新聞各紙・テレビ・インターネットでの報道などを通じて
多くの皆さんがご存知かと思いますが、7月2日の記事
https://tsukuba-style.sakura.ne.jp/blog/2009/07/post_207.html
紹介した「国際生物学オリンピック(IBO)」で史上初、
日本人の金メダリストが誕生しました。
自分自身の出身学類(生物学類)が中心となって行われたイベントで
日本中に明るいニュースをもたらす、
このような快挙が生まれたことは
OBとして大変嬉しい気持ちでいっぱいです。
今回の記事では、そういった素晴らしいイベントの「裏舞台」を
「関わった学生の感想」と共に、ご紹介させて頂きます。
今回インタビューを行ったのは、
国際生物学オリンピックの広報面及び期間中の
選手達のガイドとして活躍した生物学類学生有志による団体
「SCIBO(Student’s Community of IBO in Tsukuba 2009:通称サイボ)」のTeam Guide(期間中の選手のガイドを行うチーム)で
6班班長として活躍した
福士路花(ふくし みちか:生物学類3年)さん。
scibo_michi.jpg
1989年3月4日 青森県弘前市生まれ
 幼稚園~中学校まで 弘前大学教育学部付属で過ごす。
 おてんばだったが、吹奏楽部でオーボエを吹く一面も。
2004年 青森を離れ、東京の国際基督教大学高等学校(ICU)へ。
 オーケストラ部でまたもオーボエを吹く。
 2年生の夏に1年間のアメリカの高校へ留学。
 ここで触れたGeneticsの授業で実験の楽しさを知り、
 大学の進路を生物へと決める。
2007年4月 推薦入試で無事、筑波大学生命環境学群生物学類に
 入学。
 体育会スキー部や、留学生と学生をつなぐCOSMOS CAFEなどで
 活動中。
※染谷が大学説明会スタッフをしていた際、
 福士さんが受験生で来た時からの付き合いです。
<染谷>IBO本当にお疲れ様!
     今日はSCIBOについて色々聞いていこうと思います。
     まず、SCIBOがどんな風に出来て、
     IBOでどんな活動をしたのか教えてくれますか?
<福士>私が入学した頃はまだSCIBOは無かったんですけど、
     IBOに向けて岩井先生が色々な学生に手伝って欲しいと
     声をかけていました。
     そしてIBOが行われるまでには、
     学生を巻き込んで多くのプレイベントが開かれました。
     すると、2008年の生物チャレンジというイベントの
     プレミーティングで、
     ついに学生のチームに名称が付けられることになりました。
     それがSCIBOです。実は私が名付け親なんです(笑)
     SCIBO ろご
     SCIBOではIBOの広報を行う2つのチーム、
     Team J(Journal),Team R(Radio)と
     大会期間中に選手のガイドを行うTeam Guideで
     作業を分担していました。
     Team Jは、IBOに関する情報を紙媒体で作成していて、
     このブログでも記事を書いている「伊藤」くんや
     「みや」さんが活動していました。
     Team Rはその名の通り「ラジオつくば」で設けられている
     IBO特別番組の内容を作っていくTeamでした。
     Team Guideは大会期間中、
     1カ国に対して1~2人のガイドをつける活動をしていて、
     これが9~10カ国分集まったものを班として編成していました。
     班は全部で6つありました。
<染谷>なるほど、学生が様々な活動を通じて
     IBOを支えていたことが分かりました。
     そんなSCIBOに関わって、路花はどういうことを感じた?
<福士>IBOを通じて一番良かったことは、
     自分の所属する生物学類がこのイベントを通じて
     「学年を飛び越えて一緒に働けたこと」そして
     それによって「学類全体で仲良くなったこと」だと思います。
     今まで知っていた人の意外な一面も垣間見ることが出来て、
     周りに対する見方が変わりました。
     また世界中の選手達と会えたことも財産です。
     生物を、同じことを好きな人が、
     世界中にはこんなにたくさんいるんだ!と感じられましたし、
     IBOが無ければ出会えなかった
     多くの人との出会いがありました。
     大会の参加者とは、今でもメールをやりとりしているんですよ。
     IBOで一番楽しかった瞬間は、
     大会終了後の「つくばナイト」で、
     ほっと一息つきながら彼らとおしゃべりした時ですね。
     大会期間中はガイドも参加者を支えましたけど、
     ガイドもまた参加者に支えられながら、
     一緒に駆け抜けたという気がします。
<染谷>多くの学生がこのイベントを通じて、
     たくさんの人と出会い、つながりあったんだね。
     路花は大学受験のときICUと筑波大学で迷っていたけど、
     今は生物学類に来て良かったと思う?
<福士>私は生物学類に来て良かったと思っています。
     私は生物学類が本当に好きだし、
     ここにいると居心地が良いです。
     今は学類の為に働きたい、という気持ちが強いですね。
<染谷>生物学に関してはどうかな?生物学の魅力ってなんだと思う?
<福士>終わらない感じですね。
     多くの研究は自分たちの理論を積み上げていく学問だけど、
     生物学は自然界に既に「ある」ものを発見しにいく、
     というか取りにいく学問。
     発見は予想外の連続で、常に新しいという気がします。
     将来はこの生物学を海外で研究したいです。
     IBOを通じて「海外の大学」というものが
     将来の選択肢に入ってきましたし、
     もっと外の世界に行って、
     新しいものを見たい気持ちでいっぱいです。
<染谷>今日は色々なお話ありがとう!
     最後に読者の皆様へ、
     つくばと
筑波大学の魅力を語っちゃって下さい。
<福士>大会中にインドの選手に
     「つくばにはテクノロジーがあるのに、緑もある。
     こういう都市は珍しい」といわれました。
     これはつくばの大きな魅力だと思います。
     そして、筑波大学。
     この大学は「やりたいことがやれる環境」だと思います。
     この大学で過ごしてきて「幅広いキャンパスの分だけ、
     可能性のある大学」だと感じるようになりました。
     今は大学がT-ACTを推進していることもあり、
     学生の自由度は益々上がっていると感じています。
     筑波大学は具体的に「コレ」がしたい、というのがなくても、
     「何かやってみたい」という意欲があれば
     いろんなことを楽しめる大学ですので、
     そんな気持ちをお持ちの受験生の方々、
     ぜひとも筑波大学の門を叩いてみてください。
<文責:染谷>

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