秘密にしたい♪　本格派の焼き菓子屋さん「ラ・フイユ」

店舗を持たない、フランス菓子をベースにした本格派の焼き菓子屋さん。

そんな、「焼き菓子屋ラ・フイユ」がつくばでイベント出店していると聞きつけ、甘いものに目がない特派員NANAOが駆けつけました！

 

TXつくば駅直結のトナリエつくばスクエア前広場。毎月第3土日に「つくば蚤の市」が開催されています。アンティーク中心のイベントですが、実はフードの店舗も充実しているんですよ！

 

 

「焼き菓子屋ラ・フイユ」もその一つ。店名とお店のマークが描かれた黒いボードが目印です。ケーキはよりしっとり、クッキーはサクサクに、と食感にこだわった「大人のおやつ」。赤いテーブルクロスの上に並んだ焼き菓子はざっと10種類以上。どれも美味しそう！

開始時間と同時にブースの前の行列が進み始め、みなさん顔をほころばせながら商品を手にとっています。

 

 

人気の秘密を探るべく、先頭に並んでいたNさんにお話を聞いてみました。

Nさんはあるイベントで「ラ・フイユ」に出合い、すっかりその濃厚な味わいの虜に。

イベント出店のたびに人気が高まり行列が長くなっていくので、今ではオープン1時間近く前から待っているそう。

味だけでなく、オーナー薄葉弓英さんの人柄に心惹かれ、今ではイベントにはいつも駆けつけるコアなファンだそう！

 

 

笑顔で接客をしているオーナーの薄葉さん。

実はTVチャンピオン「甘味王選手権」で準優勝した経歴を持つ、優れた味覚の持ち主でもあるんです！

 

薄葉さんは根っからのスイーツ好き。都内で洋菓子の名店を食べ歩くうちに、どの味がどの店のものかわかるようになったそう。

元々は企業でスイーツ開発に携わっていました。働きながらアフター５にプロフェッショナルな菓子教室にも通ったそう。

 

お菓子の勉強を進めるうちに「バターと生クリームを使用した贅沢かつ伝統的な焼き菓子を作りたい」と思うようになりました。

一念発起し、退職してフランスのお菓子教室に留学することに！それがなんと、渡仏直前になって教室が開催中止に…。でも、これをチャンスと考えた薄葉さん。1カ月間、フランスを周遊して各地のお菓子を食べ歩くことにしたそうです。

 

その後、結婚を機につくばみらい市に転居。

お菓子教室が開催できる大きなキッチンを作り、ご自宅でお菓子屋さんと同じ名前の「ラ・フイユお菓子教室」を開催されていました。

教室では毎月違うテーマでお菓子作り。毎回ひとりにつき1つホールケーキを持ち帰ることができることもあって大好評だったそうです。

約3年前から、教室がない日にイベント出店を開始。現在は教室はお休みし、イベント出店に集中しているそうです。

 

 

人気の「ラ・フイユ」ですが、初めてのイベントでは失敗もありました。勝手がわからないまま東京のイベントに参加。悪天候でイベント自体の集客が悪く、商品の半分が売れ残ってしまいました…。悔しい思い出ですが、そのとき薄葉さんの目に止まったのは、隣のブースでコーヒー屋さんが出していた、洒落た黒いボード。これだ！と思って、今の「ラ・フイユ」の看板を作ったそう！

転んでもただでは起きない、その前向きさ。失敗談を笑い話にできる、その大らかさ。お菓子の美味しさだけでなく、薄葉さんのお人柄が多くのお客さんを惹きつけているのですね。

 

薄葉さんは味をとことん追求したい気持ちが強く、調理の全工程を自分の理想通りに行える現在のスタイルにしているそう。

 

例えば、美味しいバタークリームを作るには緻密な温度管理が必要です。

温度管理を徹底すれば完成品が美味しくなるとわかっているから、ベストな状態で調理したい。

そのため作れる数は限られてしまいますが、自分が納得したものだけをお客さんに届けたいそうです。

そんなバタークリームを使った、大人気商品「はりねずみのレーズンサンド」と「ピスタチオのバターサンド」は特派員も大のお気に入りです！

口の中でとろけるバタークリーム。「バターサンド」って、こんなに美味しかったんだ！と初めての美味しさに開眼してしまいました。

 

 

「ラ・フイユ」を共に支えているのはご主人です。インタビューの際も時々お話に加わってくださり、夫婦漫才のような楽しさでした♪

普段からお菓子の味見をしたり、イベントではお客さんの反応を見ているというご主人。時には辛口の意見がより良い商品開発につながっていくそう。まさに夫婦二人三脚のお店ですね。

 

ちなみにご主人のおすすめは、マフィンをレンジで温めてからトースターで軽くあぶり、コーヒーと一緒にいただくことだそうです♪

 

 

すでに人気商品があるのに、飽くなき探究心で商品の開発を続ける「ラ・フイユ」。

いつもお客さんがワクワクするような品揃えを心がけているそうですよ。

 

以上、NANAOがお伝えしました！

 

 

【焼き菓子屋ラ・フイユ】

　Instagram：https://www.instagram.com/y.lafeuille/

 

※イベント出店予定はインスタグラムでご確認ください。
※価格は取材当時のものです。