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守谷の木工職人「ひとのす」岸本さんの工房を訪ねて

つくばスタイル特派員 しらゆき Blog 
2017年07月10日

みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。

 

前回のブログでお伝えした、守谷市オリジナルグッズのヒノキマグネット。

これをデザインし、ママグループ「ぱーてぃーぴーぽー」のメンバーの方と一緒に製作にあたったのは、木工職人の岸本直人さん。

守谷市内にある岸本さんのいる工房を訪ねて、お話を伺いました。

 

インターネットで注文を受けたオーダー家具やナチュラル家具を製作する「ひとのす」の岸本さん。

その工房は、つくばエクスプレスが見える静かな住宅地の中にあります。

一歩中に足を踏み入れると、中には電動のこぎりなどの工具やこれから素敵な家具になるのを待つ木材が置かれ、木の香りが漂います。

 

 

小学生の時に引っ越してきて以来、守谷市在住の岸本さん。

ご自宅の新築時にテーブルを木材で製作したのをきっかけにして、5年ほど前にオーダー家具の事業を立ち上げました。

 

オーダー家具の製作だけではなく、その活動は多岐にわたります。

守谷市で行われた子育てのイベントでは、子どもが参加できる「木の迷路づくり」のワークショップを開きました。

お子さんはもちろん、その親御さんまで夢中になってしまうほど大盛況だったのだとか。

 

ヒノキマグネットの製作は、守谷市役所から市のオリジナルグッズの製作依頼があったことから始まります。

岸本さんがマグネットやロゴ、パッケージのデザインを手掛けました。

「守谷らしさをどういう形で表現するかが、一番の課題でした」と岸本さん。

守谷を流れる鬼怒川と利根川、そして、つくばエクスプレス。それを守谷の「も」の頭文字の中にデザインとしてすべてを盛り込んで表現するという、斬新なロゴとなっています。

「デザインを考えるのはもともと好きなので、一瞬でアイデアがひらめきました」とも。

すごいです…。

 

 

夏頃に企画されたマグネットが、製品として完成したのは翌年3月末の頃。

何度も打ち合わせを重ね、「ぱーてぃーぴーぽー」のみなさんが考えた形を岸本さんがヒノキに加工する作業を行いました。

「普段は家具などの大きなものを製作しているので、マグネットのような小さなものの加工は大変でした」と話す岸本さん。

丸いマグネットの角を取り除く面取りの加工が、特に苦労されたのだそう。

形がコロンとしていて、手になじみやすいのは、そんな丁寧な加工の賜物だったのですね。

 

岸本さんが作り出す家具は、木本来の特長を活かしたシンプルなデザインで、ナチュラルな風合いが魅力的です。

工房で見せていただいたのは、納品間近のテレビ台と、それと並べて置く左右対の収納棚。

壁一面に設置できるよう、細かなリクエストに応えたものになっています。

落ち着いた色合いで、木のぬくもりをやさしく感じます。

 

 

作業をする岸本さん。

炊飯器を置く台は、可動式の棚がついており、手前に引き出して使います。

デザインが素敵なのはもちろんですが、無駄がなく、機能的。

自然の風合いの家具を取り入れることで、キッチンが温かみのある雰囲気に包まれます。

 

 

「ひとのす」という名称は、その字のとおり、人の巣を意味し、巣のような自然な快適さを意味しているのだとか。

人が暮らす場所で、それぞれのライフスタイルに合わせた家具を手掛けたいという、岸本さんのまっすぐな思いがそこにあります。

 

岸本さんが半年がかりで完成させた「ひとのす」のホームページは、ナチュラル感にあふれていて、

インテリア好きでなくても一見の価値ありです。

 

ヒノキマグネットがきっかけで、守谷の新たな魅力を知ったしらゆきがお届けしました。

 

ひとのす(HYTONOS)

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