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「暮らしの実験室」滞在記

さちぼん Blog 
2010年04月26日

4月も気付けば下旬ですね。さちぼんです。
春休みなんてもうすっかり昔のことのようです。
そんな春休みですが、私は、つくば→バスで土浦→常磐線で石岡まで足を運んで、石岡市柿岡(八郷)の「暮らしの実験室」という農場に10日間ほど泊まってきました!
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八郷(やさと)というと、つくばから見れば筑波山の向こう側の地域で、車だと1時間ほどで行けるようです。
筑波大学の生物資源学類に所属し、有機農業に興味がある私としては、八郷は有機農業が盛んということで有名だと聞いていたので、以前から訪れたいと思っていた地域でした。
その「暮らしの実験室」という団体は、さかのぼること1974年に有機農業運動が盛んだった時代に首都圏の若者たちが「たまごの会」として立ち上げたものです。
今は、20代後半~30代前半の若いスタッフを中心に、野菜セット・卵・鶏肉・豚肉の宅配と、農業体験の受け入れなどを行っています。
さて、10日間私はそこで何をしたか、という話ですが、「スタッフと同じ農作業」と言いましょうか。
朝7時から、鶏の採卵、鶏と豚の水かえや餌やりをし、
朝食を食べた後にまた鶏と豚…
そして晴れていれば間に昼食や3時のおやつをはさみながら、畑に出るのです!
畑では、私は豚糞・鶏糞という肥料まきや、苗の定植、間引きなどをしました。
buta.JPG
tonnsha.JPG
いやぁ、10日間を振り返って、すごくいい経験をさせてもらったなぁ、という想いがこみあげてきます。
特に、たまたま豚の出産に立ち会うことができたのは、すごく嬉しかったです。
豚はなんと一度に14匹ほども子豚を産むのですが、産まれてくるときにすでに死んでしまっている子豚も中にはいました。
言葉に表してしまうと軽く聞こえてしまいますが、
生と死というのは本当に微妙で、紙一重なのだというのを身体中で感じました。
農場では、鶏肉も豚肉ももちろん食べます。
私たちが口にしているのは、まぎれもなく誰かのいのちで、
たとえ一人暮らしをしていようが、日常の中で誰とも言葉を交わさずに過ごしていようが、
我々は「生きている」限り、無数のいのちを食べて生きているわけで、そのいのちのつながりの中にいるわけなんですよね。
頭では常識のように「分かっていた」はずのそのことが、10日間、鶏さんや豚さんと一緒に過ごす中で、最も実感したことでした。
可愛いなと思ってしまうほどに、事実を考えることはツラさも伴うけれど。
それでは今日はこの辺で。
農業体験はどなたでも受け入れていますので、興味のある方はぜひお気軽に行ってみることをおすすめします。
日帰りだと大人1,500円 (食費やオプションは別料金)
宿泊農体験だと、大人5,000円  (1泊2日、4食つきの場合)
(※小学生以下は半額。3泊以上の農体験は、3泊目からは宿泊と食事が無料。)
農場のおしゃれで落ち着く雰囲気や、スタッフの皆さんの人間性、農場のおいしい食事の虜になることでしょう!
それではまた。
暮らしの実験室HP:
http://homepage.mac.com/kurashilabo
〈文責:さちぼん〉

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