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長く、大切に使い続けたい暮らしの道具~種から育てるつくばの箒~

つくばスタイル特派員 みっきぃ - 2017年09月08日11:00

手に馴染んだコーヒーカップで味わう、一杯のコーヒー。愛用のエプロンを身に着け台所に向かう、料理の時間。日々の一瞬をちょっと特別な時間に変えてくれる日用品。長く、大切に使い続けていきたい暮らしの道具から、今回はつくばで作られている「箒」をご紹介します。

 

 

硬すぎず柔らかすぎない、ちょうど良いあんばいの穂先。手にしっくりと馴染む持ち手。「これで掃除をしたら、楽しそう」初めてその箒を手に取ったとき、ワクワクした気持ちが湧いてきたのを覚えています。

 

聞くと、材料であるほうき草の栽培から制作まで、全てをつくばに住む若き職人さんが行っているとのこと。早速、その女性を訪ね市内の畑にお邪魔してきました。

 

 

麦わら帽子がよく似合う、その職人さんは福島梓さん。

 

8年前、大学進学を機に出身地である大阪を離れつくばへ。筑波大学では素材による表現を学びながらものづくりと向き合い、大学院1年生の時、つくば市大穂地区に長く伝わる箒づくりを継承する「つくばのほうき工房」酒井豊四郎さんの元を訪れたことをきっかけに“種から育てる箒”に強く惹かれ、その伝統を継いでいきたいと箒職人を志しました。

 

かつては市内で盛んだったほうき草の栽培も次第に減り、その風景を見かけることは珍しくなりました。この美しい箒の材料は、どのように育てられているのか。福島さんにお願いして、栽培準備が始まる5月~夏の収穫まで密着させてもらいました♪

 

 

まるで夏のような強い陽射しが照りつけていた5月はじめ。700平方メートル程の畑を耕しながら、「免許を取った後、初めて車を運転したときのような気持ち」と、楽しさを内に秘めながら黙々と耕運機を操っていきます。

 

 

5月末。畑近くの公園からは、青々と輝く新緑が美しい筑波山の姿が。栄養が行き渡りふかふかになった土に小さな生命を託していきます。

 

 

種は、昨秋まで育てたほうき草から採種したもの。艶やかさの中に力強い生命力がみなぎっているよう。

 

 

中腰の姿勢で、何度も畑を行ったり来たり。吹き出てくる汗を拭いながら、充実感に満ちた表情をのぞかせる福島さん。

「日の出と共に働き、日が沈んだら一日の汗をお風呂で流す。達成感や喜びを体いっぱいで感じられるこの作業は、なんとも贅沢。こんな日は、お風呂上がりの一杯がまた格別なんです」

 

 

梅雨の晴れ間を見計らって間引き作業。自然の恵みを受けてぐんぐんと成長したそれらは、風にそよぐ姿がなんだか気持ちよさそう♪

 

7月19日、関東地方で梅雨明け宣言!がしかし、戻り梅雨のようなぐずついた天候が続いた今年の夏。収穫したその日の内に脱穀、灰汁抜きの作業を経て最低3日は天日干しにする必要があるため、収穫のタイミングは天候次第。祈るような気持ちで天気予報を見つめる日が続きました。

 

「収穫します」

7月末、知らせを受けて畑へ飛んでいくと…

 

数カ月前までは何もなかった畑で、豊かに実ったほうき草と早朝から収穫作業に励む福島さんが出迎えてくれました。夏のうちに収穫を終え、材料の準備が整ったらいよいよ制作へ。制作の様子は、福島さんのホームページでも紹介されています♪

 

つくばの地で継承され、育まれていく1本の箒。今年はどんな表情の箒が完成するのか今から楽しみなみっきぃがお届けしましたᕕ( ᐛ)ᕗ


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