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つくばちびっ子博士2017☆「森林総合研究所」

つくばスタイル特派員 しらゆき - 2017年09月04日11:00

みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。

 

夏休み期間中に市内の研究機関を巡って、さまざまな見学や体験ができるスタンプラリー型イベント「つくばちびっ子博士」に初めて参加している小学生の息子。18カ所のスタンプを集め、400字程度の感想文を書くと認定してもらえる「最優秀つくばちびっ子博士」のゴールまであと少し!

 

この日訪れたのは、隣接する牛久市にほど近い、つくば市松の里にある「森林総合研究所 もりの展示ルーム」。ここは一般公開や「つくばちびっ子博士」のイベント時にのみ見学できる場所です。セミの鳴く森を抜けて、施設へ向かいます。

 

 

館内には、木や森など自然に関するたくさんの展示物があります。

日本の豊かな森林資源を活用しようと、公共建築物の木造化が近年広がりを見せており、その様子をパネルで学ぶことができます。

 

歴代のオリンピック会場の木造競技施設や高さのある中高層の木造建築などの紹介や、「集成材」を用いた建築の例が写真で展示されています。集成材とは、挽き板や小角材を木材繊維の向きをそろえて接着したもの。自由な太さ、長さ、形が作れ、木材を無駄なく自由な形で使えるメリットがあるのだとか。

 

実際に自分で体感できる展示もありますよ。

数枚の木の板を木琴のようにたたく展示では、木の種類ごとに一枚ずつ板がつりさげられて、それをたたくと音がします。どの板も同じ大きさと厚みですが、音が微妙に異なります。「木の種類で色も音も違うね」と実際にたたいてみた息子もその違いに気づいたようです。

 

 

木の年輪を虫眼鏡を使って見てみたり、木の組織の横断面を顕微鏡で観察することもできます。

一年ごとにひとつづつ増えていくという木の年輪。数えてみると、ここに展示されていた木は80歳以上ということがわかります。

 

顕微鏡をのぞくと、広葉樹の木材の組織横断面を見ることができます。見やすいように染色されているので、一年ごとの年輪の中に「道管」といわれる根から水や栄養を運ぶ管の様子がはっきりとわかります。「木によって全然違うものなんだね」という息子。木の種類ごとにさまざまな配列をなし、自然が織りなす美しい模様に私もすっかり魅せられてしまいました。

 

 

木材の重さ比べのコーナーには、10センチ程度のサイコロ状に切られた木材がずらりと並んでいます。これは種類の異なる木を同じ大きさにカットしたもので、手に取って重さを比べたり、手触りを体感することができます。

 

一番軽いものは軽々持ち上がりますが、一番重いものはずっしりとしていて、片手で持ち上げるのが大変なほど。同じ大きさの木材が、これほど重さに違いがあることに驚きました。

 

「どうしてこんなに重さの違いができるのかな?」という解説スタッフの方の問いかけに、息子はしばらく観察して「軽い木は空洞が多いかな」との答え。そのとおり、すき間の割合で重さが決まるのだそう。一番軽い木「バルサ」を手に持った息子は、「発泡スチロールみたい!」と一言。それほど軽い木なのです。

 

その隣には、水に木材を浮かせるコーナーがありました。

空気を多く含むため、軽い木はその多くが浮き、やや重い木は半分程度沈みます。重い木は水に入れた途端に沈んでしまいます。

子どもたちが自分で重さを計りで量ったり、水に浮かべたりする様子は、まるで理科の実験のよう。楽しみながら挑戦していました。

 

また、子どもたちに大人気だったのは、そのほとんどがこの研究所内で採取されたものだという、カブトムシとクワガタの大型飼育ケース!

 

触ってもいいとのことで、嬉しそうにケースの周りから中をのぞき込む子どもたち。虫好きな息子は目を輝かせてカブトムシを捕まえていました。

 

「カブトムシのメスは、夜が明ける前に土の中に戻っている場合が多いけど、どうしてかわかる?」と子どもたちにクイズを出題する解説スタッフの方。明るくなると、カブトムシの天敵であるカラスに見つかる可能性が高まるので、産卵を控えたメスはまだ暗いうちに土に戻るのだそう。なるほど、納得です!

 

 

生きている昆虫の他に、国内や海外のクワガタの標本がずらりと並んでいました。

 

クワガタといっても、こんなに種類がいるのかとびっくりするほどの数!おなじみの大きなハサミを持つものもいれば、ハサミが小さなものなど、見た目もさまざま。

 

「このクワガタ、知ってる!」と嬉々として標本を眺める息子。虫好きにはたまらないようです。

 

 

野山だけでなく、都市部でもその姿を目にするようになったスズメバチ。その標本や巣が展示され、その生態について詳しく知ることができます。それによると、日本でハチ類に刺されて死亡する人は全国で毎年数十人にも及び、そのほとんどがスズメバチによるもの。熊など他の生物による死者よりもその数はずっと多く、生物由来の死者の48%を占めるのだそう。

 

スズメバチは、ハエやアブなどの害虫やコガネムシなどの農業害虫も幼虫の餌にしているため、害虫の天敵としても働いているのだとか。人には危険と思われていますが、森林生態系の安定に役立っていることを初めて知りました。

 

マットの上に大量の木片が用意された場所では、子どもたちは思い思いに積み上げたり、ドミノのように並べてみたりして遊んでいました。これだけたくさんの量があると、遊び方は無限大。タワーのように積み上げて夢中で遊んでいる息子の様子から、その楽しさが伝わってきました。子どもたちの発想力を刺激して、飽きることなく遊べる木の板の魅力はすごいですね♪

 

 

「森林総合研究所 もりの展示ルーム」は、子どもたちが興味を持って楽しく見学できるよう工夫され、実際に触ったり体感できる内容となっています。昔から使われている身近な材料である「木」についてよく知り、森や自然と共に生きていくことを考える貴重な機会となりました。

 

以上、しらゆきがお届けしました。

 

森林総合研究所 

もりの展示ルーム(一般公開と「つくばちびっ子博士」の開催期間中に見学可)

つくば市松の里1


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