皆さん、こんにちは!つくスタ特派員のTAKAKOです。
2008年のオープン以来、毎年多くの来園者で賑わういちご農園「つくばねファーム」(つくば市和台原)。
「摘みたていちごの直売」と「いちご狩り」が人気で、その味は「第7回茨城いちごグランプリ2019」一般の部で「大賞」を受賞したというお墨付きです☆
そんな定評のあるいちご農園に、このほど姉妹園がオープンしたと聞いて早速行ってきました♪
向かったのは、TXみらい平駅から車で7分ほどの場所にある「グッドストロベリーつくばのいちご」。
「みらいの森公園」やスーパーマーケットの「カスミ富士見ヶ丘店」からも車で3分という距離にあるので、みらい平に住むファミリーにとって、とっても行きやすい農園なんですよ(^_-)
1000坪のビニールハウスには、 上下2段になっている手作りのいちご棚がズラリ!
棚を2段にすることでより多くのいちごを生産できるだけでなく、小さな子どもでも、腰をかがめるのがちょっと辛い大人でも(^_-)いちご狩りがしやすくなっているんですね。
栽培されているいちごは「紅ほっぺ」を中心として、県オリジナル品種の「いばらキッス」、農研機構が開発育成した「恋みのり」「おいCベリー」の計4種類。昨秋の気温の高さや台風などが原因で生育が遅れているとのことでしたが、少しずついちご狩りが楽しめるようになってきました♪
手作りの棚には手作りの土。
有機分をたっぷり含んだ土に、乳酸菌・納豆菌・酵母菌・光合成細菌などの微生物を自家発酵させてブレンドした手作りの肥料を入れ、甘くてジューシーないちごが作られています。
なぜこの地を選んだのか農園主の小辻さんに伺うと、意外な理由が。
学生時代に筑波大学で考古学・先史学を学んだ小辻さん。先史学とは、その土地の自然環境を分析することで文字がなかった頃の人間社会の営みを紐解いていくという学問なんだそうですが、その知識と経験からここが有機質に富んだ豊かな土地であるということが地形を見て分かったんだそう!
1万年前の風景を想像しながら農園を作るなんて、実につくばエリアの農園主らしい科学的なアプローチですよね。
オープンしたばかりの「グッドストロベリーつくばのいちご」ですが、ハウス内には現在施行中のエリアも。
3月完成予定のこちらのスペースでは現在いちごの直売のみ行っていますが、完成後は屋根の付いたおしゃれなカフェスペースになり、ハンバーガーの提供などもしていきたいとのこと。入り口を挟んで反対側にはBBQ場も作る予定だそうですよ。
周りの人に応援してもらったからこそ今の仕事があると、人と人との繋がりを大切にしている小辻さん。
飲食だけでなく、将来的には朝ヨガや英会話といったワークショップを開催するなど、たとえいちごが売り切れていたとしても皆がゆっくりできる場になればいい、人が集える場所作りをしていきたいと願っています。「つくばねファーム」が自分の家だとしたら、「グッドストロベリーつくばのいちご」は “人が集うプラットフォーム” を目指したいと語ってくれました。
3歳と6歳のお子さんのお父さんでもある小辻孝輔さん。
長崎県出身で、自然の中で遊んだ原体験がその後の考古学でのフィールドワークに繋がり、今の自分を作っていると言います。大人の都合で子どもの遊び場を制限することの多い昨今ですが、自ら考え動く、そんな子どもたちの成長の場にもなればと、今後は3万坪もあるさつまいも畑での収穫体験なども企画していきたいとのこと。
食べるだけでなく、食べ物を作るプロセスそのものにも価値があるということが社会全体に伝わっていけば嬉しいと、「いちご農園」という枠を越えてこれからもチャレンジを続けます。
摘み取ったばかりのいちごを抱えて帰った特派員♪ 帰りの車内は甘いいちごの香りでいっぱいに…!
甘酸っぱくて、濃厚な風味が子どもたちにも大好評でした。
以上、こんなに甘いのに低カロリー♪ いちごはダイエッターの救世主だと思っている特派員TAKAKOのレポートでお伝えしました。
つくばみらい市南2222
営業時間:10:00-16:30(なくなり次第終了)※HPの予約フォームからイチゴ狩りの予約ができます
定休日:不定休
TEL:070-3122-3445