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おやつなパンとサイフォンコーヒーを味わって 「とこぱん」

つくばスタイル特派員 しらゆき Blog 
2017年10月23日

みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。

 

「パンの街」としても有名なつくば市。

市内にはパンのお店がたくさんあり、パン好きな私としては、パン屋さん巡りをするのが楽しみのひとつ。

その中で週に2日だけ開店する、かわいらしいお店を紹介します。

 

金曜と日曜だけオープンするパンの店「とこぱん」が、つくば市苅間の八坂神社の向いにオープンしたのは、3年ほど前。

お店が開く日の11時過ぎになると、それを待っていたかのように、小さなお子さん連れのママや自転車で買いに来るご近所の方など、多くの固定ファンが続々と足を運びます。

 

お店のある場所は、「理容オオタ」の敷地内。そう、理容室の奥にあるパン屋さんなのです。

 

 

「とこぱん」を一人で切り盛りしているのは、店主の太田さん。

店名の由来を尋ねると、「床屋の奥にあるパン屋なので、とこぱんです」とにこやかに話してくれました。

以前ガレージだった場所を改装して、パンを作る工房とお店にしたのだそう。

 

6年ほど前からつくば市に住む太田さんは、愛媛県の出身。

つくば市での暮らしぶりを聞くと、「自然豊かでありながら、医療機関も整っていて、住みやすいですね」との答えが。

 

つくばには日本百名山としても名高い筑波山がある傍ら、最先端の研究を行う研究機関が集まり、大型ショッピングモールがあるおかげで買い物も便利。

田舎の自然豊かさと都会の便利な暮らしの両方を享受できるところが、つくばの魅力のひとつかもしれませんね。

 

「とこぱん」のお店の中は、2~3人が入るといっぱいになるような広さ。

店内のかわいらしいディスプレイが目を引きます。

 

お店の看板は、太田さんの手によるもの。

床屋のハサミとパンの看板は、お店がオープンしている目印です。

 

 

パンが並ぶショーケースは、なんとご主人のお手製。ナチュラル感にあふれ、お店の雰囲気にもぴったり!

おやつになるようなパンが多く並び、あれもこれも…と食べたくなってしまいます。

 

季節ごとにパンのメニューを一新し、これからの時期は、季節感あふれる果物を使ったデニッシュパンがお目見えするのだとか。

紅玉のりんごを使ったデニッシュは、まるでバラの花のよう。食べてしまうのがもったいないくらいの美しさです♪

 

私がいただいた「いちじくのデニッシュ」は、ジャムでキラキラした「いちじく」が美しく、見ているだけもうっとり。

デニッシュ生地の中のカスタードクリームとクリームチーズが、見事なバランスで「いちじく」を引き立てます。生地のサクサク食感がたまりません。

 

 

定番商品の中で、一番人気は、「粒あんと生クリームのブリオッシュ」。

注文してから、生クリームをパンに入れてくれるという手の込みようです。

 

これが登場したきっかけは、その時に残っていた粒あんと生クリームでたまたま作ったのだそう。ブリオッシュとのコンビネーションが絶妙です。

 

パンだけでなく、サイフォンコーヒーも「とこぱん」の看板商品のひとつ。

つくば市内にある有名コーヒー店で働いていたたことがあり、コーヒー飲料メーカー主催のコンテストで、関東地区2位に輝いたこともあるという太田さん。

自慢の腕前で丁寧に淹れるサイフォンコーヒーは、パンとも相性抜群。

 

その中でもオススメな「とこぱんブレンド」は、優しい口当たり。コーヒーの味がパンのおいしさを邪魔せず、後味もすっきりしています。

それもそのはず。実は、「とこぱん」のパンのために用意されたコーヒーなのです。

 

お客様からの要望で登場したコーヒーもあります。その名も「床屋ブレンド」。

理容店のお客様にも楽しんでいただけるような、苦みとコクがある、しっかりとした味わいとなっています。力強く男前な風味から名づけられたのだそう。

お店の外のカフェスペースで、パンとコーヒーをいただくことができますよ。

 

 

以前にパンのお店での勤務経験を持つ太田さん。ゆくゆくは自分のペースで仕事のできる、自分のお店を持ちたいと思っていたのだとか。

 

「とこぱん」では、製造から販売まで、一人ですべての作業を行っているので、営業日は週に2日。

営業日は前日から仕込みをし、当日は2時半に起床しているのだそう。

 

通常のパンの店では、製造工程ごとに担当する仕事が決まっており、一人で全ての作業を行うのはほとんどないとのこと。

「パンが出来上がるまで、私一人ですべて行うことでやりがいもあります。お客様の反応をじかに知ることができるので、楽しいですよ」と太田さんは微笑みます。

 

 

「とこぱん」では、パンの中に入れるクリーム、あん、ソースなどのフィリングを、できる限り太田さん自ら手作りしているのだそう。

ひとつひとつ丁寧に作ることで、パンへの思い入れも増し、パンがかわいくて仕方がないのだとか。

太田さんの愛情たっぷりのパンを頬張ると、甘さやおいしさと共にその思いまでの伝わってくるようです。

 

「おやつにぴったりなパンをコーヒーと一緒に楽しんでもらえたら」と話す太田さん。

 

つくばには、香り高いコーヒーを味わう専門店はたくさんありますが、「とこぱん」のように、パンとコーヒーのベストな相性をここまで考えているお店というのは、多くはありません。

コーヒーと一緒にパンを楽しむ、その時間を大切にしてもらいたい。そんなまっすぐな思いで、今日も太田さんはパンと向き合っています。

 

以上しらゆきがお届けしました。

 

※季節のパンは、すでに販売終了している場合があります。ご了承ください。

 

とこぱん

住所 つくば市苅間1495(理容オオタ敷地内、駐車場あり)

営業日 金曜・日曜

営業時間 11時~18時

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