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いとしのラーメン屋さん-帰り道-

いとう Blog 
2009年06月04日

髪が少し湿ったまま家を出たら丁度いい強さの風が吹いていて、
なんだか風呂あがりに扇風機に当たっているみたいで、
そら豆でビールを一杯やりたくなりましたw
どうもこんにちは、伊藤です。
さて、前回の続きをしましょうね。
しゃるるさんの豚骨ラーメンを食べておなかも満たし、
…と、いうより食べ過ぎてしまい
おなかがぱんぱんになってしまったので、
少し腹ごなしをしようと豊里の周辺を回ってみることにしました。
膨れ上がったおなかにバックルが刺さって痛かったので、
ちょっぴりベルトを緩めてさあ出発です。
豊里庁舎のある道をさらに南下して、それから西へ。
新しく整備された道路を抜けると、
目の前には田んぼ、田んぼ、小川があって雑木林があってまた田んぼ。
これですよ、これ。
こういう景色が見たくてついつい寄り道しちゃうんですよね。
田んぼは小さな丘の上まで続いていて、
空との境界線まで田んぼなんです。
しかも丁度その頃は田植えの時期で、
植えられた稲の緑の点々と、トラクターの赤、
田にはられた水のきらきら光る感じが、いいですよね。
小川を見ると、黒い小魚が群れになって泳いでいて、
川べりにはタンポポやオオイヌノフグリが咲いていました。
まさに小学校の音楽の教科書に書かれていた
「春の小川」といった感じで、
懐かしい気持ちでいっぱいです。
不思議ですよね、「春の小川」を歌っていた当時は
そんなもの見たことはなく、
小川のようなものといえば、
道路の脇の側溝しか家の周りになかった僕が、
こういうものを見て懐かしいと感じるんですね。
さて、そんなことを思いながら自転車を進めると、
車だったら気づかないで通り過ぎてしまうような、
周囲の景色とすっかり同化してしまっている廃屋がありました。
屋根は緑が生い茂っており、
壁も朽ち果てて、中が見えるようになっていて、
捨てられてから、だいぶ時間がたっているようです。
少々近づいて見てみると、
部屋には、9時半を指したまま止まっている振り子時計がひとつと、
五右衛門風呂がありました。
朽ちて穴の開いた屋根から光が差し込んでいて、
風呂釜を照らしています。
釜は鈍く光って独特の雰囲気を醸し出しており、
その光景が何とも言えず、少々見入ってしまいました。
眺め終わって満足すると、
おなかもいい具合になってきたので、ようやく帰ることにしました。
せっかくなので、行きとは違う道を通って、
とりあえずは豊里庁舎のある道を目指します。
いろいろな景色を眺めて、
あっちへふらふら、こっちへふらふら。
今いる場所が正確にわからなくても、
筑波山がよく見えるので、方角が把握できるので、
安心して寄り道ができます。
そんな具合にのろのろと自転車を進めて、
ようやくしゃるるを通り過ぎました。
そこからまっすぐ北へ戻って、
皆さん覚えていますか、
僕が行きの道で見つけた、
なぜかクジャクのいる養鶏所、たまごの森さんに着きました。
せっかくなので何か買って帰ることに。
もちろん、まずはやっぱり卵です。
ここのたまご、サイズはいろいろあるのですが
特大サイズは本当に大きくて、
例のクジャクが産んだのではないかと疑ってしまうくらいなんです。
生憎クジャクはオスなので、その心配は杞憂なのですけれどもね…。
いやぁ、それにしても大きい。
味はスーパーで売っているたまごでは物足りない、
という方も満足するほどらしく、
僕も2つ買って(ついでにひとつおまけも貰って)
たまごかけご飯にしたり、
たまごを目玉焼きにして何もつけないで食べてみましたが
(味を見るにはこうやって食べるのがいいそうです)、
塩もしょうゆもソースもなしで食べられるくらい黄身が濃厚でした。
軍鶏や烏骨鶏の卵もいいですが、ここの卵もなかなかですよ。
またケーキをおいしく作るには卵の質が重要なのですが、
どうやらここの卵を使ってらっしゃるパティシエさんもいるらしく、
そういった意味でもお勧めの卵です。
皆さんもぜひ一度試して見てはどうでしょう。
他には地元農家の作ったお米も置いてあり、
お店のおじさんに勧められたのが、
息吹農法米、というお米。
僕はお米を選ぶときは、炊き立てがおいしいのはもちろん、
冷めてからも味がさほど落ちない、
というのを重視しているのですが、このお米はばっちりでした。
ここで5キロほど購入し、
一緒に買った地元の方が漬けた梅干と一緒に
毎日いただいているのですが、
その時間が最近のささやかな楽しみとなっております。
最後に僕が買ったのはサトイモの茎を干したもの。
見た目はこげ茶でとてもおいしそうには見えないのですが、
これがびっくり。
10分ほど水で戻して、
レンコンと人参、舞茸とこんにゃくで煮物をしたのですが、
これが本当においしいんですよ。
別に砂糖を加えたわけでもないのに非常に甘くて
(みりんは入れましたが)、
噛むごとによく味が出るんです。
その他の野菜ともよく馴染んで相性ばっちりで、
これから月に一度は必ず買おうと思います。
そんな具合に気づいたらいろいろと買ってしまい、
さて、これから帰り道。
太陽も強く自転車でかなりの距離を走った後の帰路で、
さらに5キロのお米が自転車のかごに乗るのには
少々げんなりしましたが、
その日のことを思い出し、
楽しい気分を反芻しながらゆっくりと家に向かいます。
非常にいい、一日でした。
さて、これで本日のお話はおしまいですが、
いかがでしたか、僕のつくばスタイル。
特別な出来事があったわけでもありませんが、
長々とした僕の話に付き合ってくださいありがとうございました。
それでは、また次回お会いしましょう。
<文責:伊藤>

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