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野焼き@菅生

さちぼん Blog 
2009年02月02日

さちぼんです。
帰ってきて足がちくちくするなって思ってみたら、
ずぼんにオナモミがついていました。
先日、担任に誘われて、茨城県立自然博物館主催の
つくば市の西側の常総市と坂東市の市境にある菅生沼の
「野焼き」を見に行きました。
野焼きとは、新草をよく生えさせるために早春のうちに野を焼くこと。
日本は、温暖・湿潤で、放っておけば
ほとんどの地域は森林になります。
昔は、かやぶき屋根などに使うかやを取るために、
毎年火を入れて草原を保っていたそうです。
ところが、近年そのようなことが必要なくなって、
放っておいたところ、オギという植物の枯れたものが地面につもり、
オギ以外の植物はほとんど生育できなくなってしまいました。
菅生には、タチスミレという絶滅危惧種の花が生えていますが、
これも草刈りや火入れがされないと、生えることができません。
逆に言えば、草刈りや火入れにより、
タチスミレの個体数が維持・増加するのです!
DSC05507.JPG
残念ながら、前日の雪がたたって、今回は火がうまくつきませんでした。
だけど楽しかったです。
12月のブログで紹介した、つくば環境フォーラムの方々も来てました。
そうやって、少しずつ輪が広がっているのを感じます。
冒頭のオナモミは、野焼きが中止になってしまったから、
と先生が大学までの道のりの間、小貝川で車を止めて、
キタミソウという絶滅危惧種を見せてくれたところで、くっつきました。
キタミソウが生息しているのは全国で
埼玉県越谷市周辺の河川敷、熊本市の江津湖周辺などの
4箇所のみだそうです。
DSC05521.JPG
沼地のようなところ…こういうところ、たしかにあんまりないですね。
ここでは、農業用水確保のために、
季節によって水をためたりぬいたりしています。
人間の活動によって環境が犠牲になることって本当に多いけれど、
野焼きでのタチスミレも、沼地でのキタミソウも、
人間がそれをしなくなったら消えてしまう。
そういう意味でも、人間の活動と周囲の自然環境は
切っても切れない関係ですね。
それは、つくばで、外に出てみて気づいたこと。
コンクリートに囲まれた世界では気づかない、気づけないこと。
<文責:さちぼん>

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